2015-8-16 あなたへ
地球が日々生み出し続けている資源には限りがあり、
使いきってしまえば枯渇させる道へと進むほかありません。

地球が1年間で再生できる自然の資源量を、人間が消費する資源量を上回った日。
それを「アース・オーバーシュート・デー」と呼びます。

国際環境NPO「グローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)」は
8月13日に2015年のアース・オーバーシュート・デーを記録したと発表しました。

2014年のアース・オーバーシュート・デーでは8月19日でした。
今年は数日早く到来したことになります。

ちなみに2013年のアース・オーバーシュート・デーは8月20日。
確実に年々早まりつつあることに、私たちは危機感をおぼえなくてはなりません。

 

■あと5か月、使い過ぎの資源はどこから融通される?

2015年は残りあと4か月半あまり。
その間、私たちは資源を使い続け、地球が吸収しきれる以上のCO2を排出し続けます。
アース・オーバーシュート・デーを迎えたからといって、
とたんに地球から資源がなくなるというわけではありません。

私たちが普段どおりに暮らしを続けるための資源はどこから調達されているか。
それは未来に使うはずだった資源です。

地球の大きさも、その再生力も変わらないまま、人間の数は増え、
使う資源も増えて続けています。地球の資源を食いつぶすことで、
生態系のバランスを崩し、地球の再生力そのものをも損ねることになりかねません。
いつまで、どこまで使っていいのか。
それはわからないことですが、確実に言えるのは、
このままの暮らしを続ければいつか最悪の状況になりかねない、ということ。

現在資源を過剰に使用しているのは、日本を始めとする先進国ですが、
他の国々でも人口が増え、国ごとそれぞれに近代化が進んでいます。
アース・オーバーシュート・デーが年々加速度的に前倒しでやってくることは想像に難くありません。

 

■私たちは何をすればいいのか
環境保全団体WWFは、日々の暮らしの中で、「消費を見直し、無駄を減らす」ことを呼びかけています。

・廃棄する食べ物を減らす
・水の無駄遣いを減らす
・森林の環境保全に配慮された「FSCマーク」のついた商品を買う

など、私たちができる小さなことは数多くあります。
一人ひとりの力は小さくとも、それがたくさん集まれば大きな力になる。
子どものころから大人たちに教わり、また子どもたちに伝えているその考え方を、
危機に対してよりリアルな意識で実践するときなのかもしれません。

国家規模の取り組みを、今日から始める、ということは難しい。
でも、私たちの行動は今この瞬間から変えられます。
意識を人々につなげていって、今地球が直面している問題に、
私たちも正面から向き合ってみませんか。

出典:「アース・オーバーシュート・デー」、grape


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